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カットとは?

「ヘアーカットについてあれこれ」

こんにちは😃 physio hair design代表の村山泰夫です。 今回は、ヘアーカットについて書かせてもらいます。

まずは、少し歴史を。 1928年イギリス。ロンドン西部ハマースミスにて、ヘアーカットの第一人者ヴィダルサスーンは生まれました。1950年代、イギリスでは美容サロンの主な仕事は、ヘアーカットではなくヘアーセットでした。日本でもまとめ髪が主流でした。(髪型を崩さないように高枕など使って寝ていました。)

イギリスでは、女性は美容室へ行き、美容師にヘアセットをしてもらってから外へ出かけていく時代でした。カットはセットしやすいように削ぎで毛量を調整する程度で、ショートヘアーなんて存在すらしていませんでした。 (今でも、イギリスでは、シャンプーブローでサロンに来店されるお客様が日本よりたくさんいます。)

それを美容室へいかなくても、自宅で洗い、スタイリング出来るようにカットを始めたのがサスーンでした。サスーンが始めた、『ウォッシュ&ゴー』という洗いっぱなしでも形になるヘアは、徐々に浸透していき、現在は世界、日本で多くの美容師がサスーンが作ったサスーンカットを原型にしたカット技法をベースにしています。

physio hair designのカットの源流もヴィダルサスーンです。

私の師匠は1980年代に、イギリス・ロンドンのヴィダルサスーンに数回渡り、帰国後に京都・城陽市にヘアーカットサロンを作りました。その後、宇治に移転拡張した1993年に私はそのサロンに入社しました。その当時(1990年代)、美容業界はまだまだ、厳しい環境でした。長時間勤務・低賃金…いわゆる、デッチという感じですね。 その代わりにたくさんの技術を昔風に(少し嫌味っぽい言い方ですね。)教えていただきました。本当に体で覚えるといった感じでカット技術を身につけていきました。

それをもとに2003年physio hair designをオープンしてから2~3年で、今まで培ったカット技術を細分化し、出来るだけ合理化して、今のphysioのカットのベースになる。

【フィジオベーシック8】

という、カットのベーシックを身につけるパターンを作りました。 このフィジオ8というカット練習パターンを作ってから18年経ちますが、今現在も、すべてのヘアースタイルに対応出来ると考えております。

physio hair designでは、入社後、新卒であっても、途中入社であっても、このパターンを習得してからスタイリストデビューしてもらいます。

基本をきっちりと身に着けたとスタイリストが、自身のセンスと、好奇心・向上心、どんどんと新しいヘアースタイルを生み出し、お客様に提供されております。

そんなphysio hair designにぜひ一度カットにご来店くださいませ!!

追伸 【フィジオベーシック8】ができてから18年。そろそろ新しいシステム、練習パターンが必要かと考えております。

ダイナミックケイパビリティです。

ダイナミックケイパビリティとは、環境の変化に対応するために、企業が自己変革していく能力です。

physio hair designを、引き続きよろしくお願いいたします。

physio hair design 村山泰夫